内定取り消しになったら、何をすればいい?

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こんにちは、つのさきです。

新型コロナウイルスの影響などで、内定取り消し内定辞退の強要などの連絡を受けた方へ向けて、今後何をしていくべきかを書き出しました。

つのさきの卒業間近で内定取り消しを受けた経験が皆さんの参考になると幸いです。

内定取り消しの連絡を受けた後にするべきことの概要

内定取り消しを受けると主に下記の4つのことをする必要があります。

  • 内定取り消しを受け入れるか否
  • 今後の身分をどうするかの決定
  • 内定取り消しを受け入れる場合は損害賠償の請求
  • 就職先のさがしなおし

上の2つは意思決定で、下2つはそれにともなって実際にする行動ですね。

また、一人で悩まずに周囲の人に助けを求めることも大切です。

  • 大学のキャリアセンターや就職課
  • 大学の先生
  • 行政
  • 両親
  • 周囲の友人

これらの人たちに助けを求めることで、自分一人では気づかなかったより良い行動ができる可能性が広がります。

弱気にならずに、とは実際に経験している身ではなかなか言えませんが、それでも行動をすることで事態は必ず改善するので、少しずつでも動いきましょう!

内定取り消しの連絡を受けたらするべき決断

概要で書いた通り、内定取り消しを受けたらいくつかの決断をする必要が出てきます。

内定取り消しを受け入れるか否か

就活を乗り越えた皆さんならご存知かもしれませんが、内定というのは 内定先の企業と労働契約を交わしたということです。なので、企業側が勝手に一方的に破棄することはできません

なので、最終的に受け入れるか否かは内定者である皆さんの方にあります。

どうしてもその会社に入社したい場合は、内定取り消しを受け入れないということもできます。

しかし、企業業績を理由にした取り消しの場合は入社後にやっぱり会社がたちいかなくなって人員整理で解雇という可能性もあるので、覚悟をしましょう。

見極めは現在すでに在籍している先輩社員の解雇があるか否かである程度できるのではないでしょうか。

今後の身分をどうするかの決定

漠然としていてちょっとわかりにくいですよね。説明します。

内定取り消しを受け入れたとして、次に今後の自分の所属をどうするか、という問題が出てきます。

社会というものは不思議で経歴のブランクというものを嫌います。

最近は少なくなったとはいうものの、やはりお固めの会社に就職希望をする人は経歴に空白があれば採用の際に必ず突っ込まれます。なのでそれへの対策をする必要があるかどうかということです。

今後の身の振り方としては次のようなものが考えられます

  • 無職で就職活動をする
  • フリーターで就職活動をする
  • フリーターになる
  • 大学を卒業せずに留年する
  • 大学の研究生になって就職活動をする

上の3つはなんとなくわかるかと思うので割愛しますね。

では、下の2つについて。

大学を卒業せずに留年する

卒論の結果が出ていなくて卒業が決まっていない場合は、選択肢として出てきます。

卒論を出さなかったり、もう出していても結果が出ていない場合は担当教授に事情を説明すると単位を落としてくれるかもしれないです。

単位が足りないので、留年してもう一年大学生をする。その間に就活という道。

大学の研究生になる

大学には研究生という制度があります。「大学の卒業生がもう少し研究を続けたい。でも大学院に行くほどじゃないんだよな」といった感じでなるものです。(勝手な私見ですが…)

金額は数万円程度。通常は院卒の人が利用することが多いようですが、学士卒のバージョンもあったりします。

これだと、一応大学に所属していて、所属理由としては「卒論の研究をもう少ししたくて…」みたいに説明がつきます。

ただ、応募締め切りがあります。

締め切りは3月の半ばとかにあるのではないでしょうか。

気になる人は一度大学へ相談してみるといいかもしれません。

内定取り消し受け入れたらする行動

内定取り消しを受け入れた場合は、様々な行動を起こす必要があるのですが、

大きく分けると二つになります。

  • 損害賠償(慰謝料)の請求
  • 就職先のさがしなおし

で、この2つをしていくうえで味方につけた方がいいとおすすめしたいのが大学の就職課

つのさきも、損害賠償請求をする際に相手先の企業との間に入ってもらいました。余計なトラブル(言った、言わないなど)を回避するためにも第三者に間に入ってもらうのは効果的です。

また、就職先のさがしなおしも手伝ってもらえるでしょう。

さて、細かく見ていきましょう。

内定先に慰謝料請求をする

企業が自社の都合で勝手に内定という契約を破棄したからには、損害賠償(慰謝料)を請求できます

これは、新卒採用だけに限らず、中途採用でも同じです。(事例としては中途の方が多いようです)

  • 突然の内定取り消しによる心身のショックに対する慰謝料
  • 今後の生活費(実際に働いていたら得られていただろう収入)の補償

というような考え方です。

また、今回のコロナショックのように3月という卒業間近の時期の内定取り消しだと

  • 就職先に通勤するために賃貸契約を済ませている
  • もうすでに引っ越しまで済ませている

ということもあるかと思います。

そのため、泣き寝入りするのではなく、ある程度の手間と心の負担をかけても慰謝料請求をするというのはありだと思います。

それを原資にこれからの就活をしていってもいいですしね。

相手先の企業とやりとりを始める前に

自分の立ち位置や、行政から受けられる支援を把握するためにも、労働相談センターハローワークなどに行っておきましょう。

労働相談センターでは弁護士が無料で相談に乗ってくれますので、過去の事例などから自分の置かれた状態にできることを教えてくれます。

知識は味方です。使える行政サービスは使いましょう。

また、内定書を見つけておくことも大切です。

それがあなたが損害賠償請求をおこす根拠になります。

相手先の企業と話し合いをする際の注意点

さて、事前知識をみにつけたら相手先とのやりとりが始まります。

やりとりをするうえで注意しといた方がいいな、というのは以下のこと。

  • 当事者だけで会わない
  • 相手の会社に出向かない

つまり、

  • 相手の企業の人と会う際は必ず第三者に同席してもらう
  • 話し合い場所はどこかのカフェだったり、可能であれば大学に会議室などを用意してもらう

相手のフィールドに出向くのは悪手です。

うっかり丸め込まれたり、情に流されたりしないように自分のホームグラウンドで味方を呼んで闘うのがいいと思います。

たとえ引っ越しを済ませていて大学から離れていて頼れないという場合は、とりあえず近くのカフェとかでもいいと思います。相手の会社の会議室という密室みたいな状態よりはだいぶまし。

会話を録音しておくというのも有効です。

損害賠償の具体的な金額やこれからの処遇について提案が出た場合はその場ですぐに受け入れたり、拒否したりと判断するのではなく、「いったん持ち帰ります」というのがいいと思います。

やはり、直接やりとりをすると感情的になるので、その場での決断・返答は控えましょう。あとで頭を冷やしてから判断をすると後悔が減ります。

企業との書類をやりとりするときの注意点

書類を作る際は、宛先(代表取締役宛て)作成した日付などはしっかり記入しましょう。

損害賠償金が決まったあとの請求書面には特にいつ提案(日付)何円(金額)で受け入れます。

口座はどこか(銀行名・支店名・口座の種類・口座番号・名義)投函する日の日付自分の名前を書き、ハンコを忘れずに押しておきましょう。

振込期限も書きましょう。1週間後の日付を書くのでいいと思います。

できるだけあいまいな部分はなくす方向で。具体的な数字を書いていく。日付だったら年月日。

また、書面でやり取りをする際も大学を通じてだったり、もう離れている場合は簡易書留など、記録が残るような形でしていくのがいいです。

就活をしていくときのおすすめ

まず、周囲に内定取り消しを隠したりせず、むしろ打ち明けていくことが道を開いたりします。

特に大学教授はいろいろなコネを持っている場合が多いので、とりあえずどこでもいいから早く就職先を決めたい!という人には大学の教授に聞いてみるのがおすすめです。

他には、以前の就活の際に他にも内定が出ていた企業がある人は一度採用担当に電話をかけてみるのも可能性があるかもしれません。

直前期に学生側から辞退者が出ることがあったり、採用予定人数に到達していない場合もあるからです。

上記に当てはまらなかった人は、第二新卒のエージェントに登録しましょう。

まとめ

内定取り消しは大変ですが、そこで人生は終わりません。

「さっそく社会の洗礼を受けちゃった★」くらいに受け止めて次に向かって歩き出しましょう。

大丈夫。3月の初めに内定取り消しをされたつのさきは何だかんだ1ヶ月後の4月に就職できましたから。

やるべきことは

  • 内定取り消しを受け入れるか否かを決める
  • 今後の身分をどうするかの決定

をして、 内定取り消しを受け入れる場合は

  • 損害賠償の請求
  • 就職先のさがしなおし

以上をしていくことです。第三者を交えることと記録を残すことを忘れずに。

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