厚くて重い参考書はアイロンとカッターで分解して、快適な勉強ライフをつくろう!

勉強

こんにちは、ツノサキコメコです。

時間がない中でも資格取得を通じてスキルアップを目指している皆さんに提案です。

その、重くて、分厚い参考書、分解しませんか?

資格の勉強用の参考書・問題集って持ち歩くには厚かったり、重かったり。

隙間時間に勉強をするためにも、テキストを持ち歩いた方がよくてもためらう気持ち、わかります。

私も先日買った問題集が1000ページを超えていて、量ってみると1kg以上ありました。

こんなの、気軽に持ち歩けない。

ちょっともったいない気もするけど、分解することにしました。

今まで本の分解をしたことがない人にも、失敗なくできるように実際の写真と一緒に細かなコツもお教えしちゃいます!

アイロンとカッターを使って解体できる本の種類

本の製本の仕方にはいろいろあります。

  • 糸綴じ
  • 糊で背を固めている
  • ホッチキスで留めている

今回の方法で分解するのに向いているのは2つ目の糊で綴じているもの

この糊は、温めるとやわらかく溶ける性質があるのでそれを利用します。

ドライヤーを使うなど、アイロンを使用しない方法もあるのですが、使用した方が簡単でキレイに仕上がるのでアイロン有のやり方をおすすめします。

時短にもなりますしね!

分解に必要なもの

分解に使うものは以下の通り。たいていの家にはあるのではないかと思います。

  • 分解したい本
  • カッター
  • アイロン
  • 幅広のテープ
  • カッターマット
  • ハサミ

以上です。

分解の流れ

大体の流れを大まかに書き出すとこんな感じ。

  1. 分解する本のカバーを外す
  2. アイロンを「中」の温度で温める
  3. 熱したアイロンを本の背表紙に当てて糊を溶かす
  4. 表紙を引っ張ってはがす(はがれにくかったら、もう一度アイロンを当て直す)
  5. 熱いうちに分けたいところを大きく開いて、癖をつける
  6. 滑らすように、何度かに分けてカッターで分けたいところを切っていく
  7. 端っこのページが取れてしまわないようにテープで背表紙のところを補強

作業は簡単ですが、アイロン・カッターと怪我につながる道具を使うので注意しましょう

それじゃあ、私の購入した問題集を解体した時の写真を交えて、分解の方法・コツをお伝えしますね!

解体する本

今回のターゲットは総合資格学院の「平成31年度版 1級建築士 学科 厳選問題集500+125」

厚みは4.5cm
重さは1103.5g

ページ数も1000ページ越え。分解せにゃな!

分解するところを決める

まず、どこで分けるかを決めます。

  • 章ごとに分ける
  • 100ページ毎など、等分割にする

など。自分の使いかたを想像して決めてください。

この問題集は、科目ごとに分かれているので、そこで分けることに。

各章に分けてようやく高校時代の問題集サイズ…
なつかしの4STEPを思い出す

各章の表紙が1ページ目になるようにすると使うときに便利です。

アイロンを温める

アイロンの温度は、正直何度でもいいです。

ちゃっちゃとやりたいなら、高めの方がいいだろうし、

慎重にやっていきたいなら、「低」とかでもできると思います。

私は「中」がやりやすかったです。

熱したアイロンで本の背の糊を溶かす

本のページをまとめていた部分の糊を溶かしていきます

背表紙とページの間に乳白色の糊

背表紙を上にして手で支えて立てて、アイロンを背表紙の上下にまんべんなく当てていきます。

だいたい30秒~1分程度で糊は溶けます。

このとき、かなり不安定になるので、やけどをしないように十分に注意しましょう。

両手がふさがっていたので写真はありません。

表紙を本体からはがす

アイロンで十分に糊を溶かしたら、表紙を持ってはがします。

十分に熱していればさほど力を入れずにはがれていきます。

抵抗があれば、熱し方が足りなかったということなので、もう一度アイロンであたためます。

写真のようにベロンとはがれます。

下の方が熱し切れていなくて、表紙の紙が残ってしまっています

今回は、表紙と本体のページが端でくっついていました。

邪魔なのでカッターで適当に切りました。

ない本もあるので、この辺りは臨機応変に対応しましょう。

熱いうちに分けたいところに癖をつける

まだ、糊の部分が熱いうちに切り分けるページのところを開き、グッと力をいれて開きます

ページの分け目から糊の部分が見えるようになるとgood!

複数個所を切り分けるときはできるだけあったかいうちに全部済ませるようにしましょう。

これをすることで後のカッターを入れる作業がしやすくなります。

熱いうちにというのはその方がしっかり開きやすいというだけなので、

手間取ってできなかった… という場合はあまり気にせずに

冷えてからでもしっかり開いておいてください。

カッターで切り分けていく

いよいよ切り分けの作業ですね。

切り分けたいところにカッターを入れていきます。

このときに、一度で切り分けようとせずに、そっと滑らすようにすると、キレイに仕上がりやすいです。

余計なところを切ってしまったり、ゆがんで切ってしまわないように垂直に切っていきます。

ここで、ページの間から糊の部分が見えていると間違えてページを切ってしまったりすることがなくなるので楽になります。

仕上がりもきれいになりやすい。

背表紙にテープを貼る

6までで終了することも可能ですが、資格勉強でそれなりの期間利用することを考えると、ある程度の強度というか、安定はほしいので、背の部分にテープを貼っていきます。

テープの種類は、製本テープがあると、それがやりやすいのですが、他のテープでも使えます。

ただ、背の部分をくるめる程度には幅広のテープがいいでしょう。

長さに余裕をもってテープを切り
剥離紙を半分だけはがす
冊子の厚みの半分ほどを開けて置く
もう半分の剥離紙をはがし、
背の部分→表側と順番に
指をそわせながら貼っていく
キレイに貼れた!

上下の余った部分をハサミで切り落として完成。

合計7冊に

本の背の部分にテープを貼らずに使っていると、端の2、3ページだけが取れてしまうことも。多少面倒でも貼っておくことをおすすめします。

気になる人はケント紙などの厚手の紙で表紙をつくってもいいかもしれません。東急ハンズなどでも売っています。

まとめ

以上、実際にツノサキが解体した時の写真とともに以下の流れの細かいところまで解説しました。

  1. 分解の計画をたてる
  2. アイロンを「中」の温度で温める
  3. 熱したアイロンを本の背表紙に当てて糊を溶かす
  4. 表紙を引っ張ってはがす(はがれにくかったら、もう一度アイロンを当て直す)
  5. 熱いうちに分けたいところを大きく開いて、癖をつける
  6. 滑らすように、何度かに分けてカッターで分けたいところを切っていく
  7. 端っこのページが取れてしまわないようにテープで背表紙のところを補強

アイロンとカッターの取り扱いにだけは注意して、快適な勉強ライフを手に入れましょう!

参考に。今回使用していた製本テープはこれです。

学生時代に生協で購入していたものなので特にこだわりはないのですが。

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コメント

  1. あや より:

    いつも分厚い参考書を持ち歩いていたので、こちらの記事を見て小分け出来て凄く参考になりました!

  2. 長崎進哉 より:

    2分割の場合、背表ごと切ってしまっても大丈夫ですか?

    • 長崎進哉 より:

      背表紙ごと、です

    • tunosaki より:

      すみません、体調不良で長期で確認できていませんでした。もう不要な返事だと思いますが一応返します。
      切断できる場合は背表紙ごと切っても大丈夫ですよ!

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